GPT-6は無料版で使えるのか|Astra・Sol・Lunaの違いと、無料で試せる範囲【2026年10月】

ChatGPTの模擬画面が表示されたノート型パソコンの画面

GPT-6は、2026年9月に3つのモデルがそろいました。
9月3日(米国時間)に最上位の「GPT-6 Astra」、9月22日に中位の「GPT-6 Sol」と軽量の「GPT-6 Luna」です。

無料版で使えるのは、このうちLunaだけです。
2026年10月8日からは、ふだんのチャット画面でもGPT-6 Lunaが使われています(9月はデスクトップアプリの作業向けの画面だけでした)。
Plusなどの有料プランのチャットはGPT-6 Solです。AstraとSolは、無料版の対象には入っていません。

この記事では、3つのモデルの違いと、どのプランのどの画面で使えるのかを公式発表で整理します。
そのうえで、無料版のまま何ができて何ができないのかを実際に確かめ、有料に上げるかどうかの判断材料をまとめます。

この記事でわかること

先に結論をまとめます。知りたい項目から読んでください。

知りたいこと結論詳しくは
GPT-6には何があるのか最上位のAstra、中位のSol、軽量のLunaの3つ3つのモデル
無料版で使えるのか使える。10月8日からチャット画面もGPT-6 Luna。SolとAstraは対象外提供範囲
何が新しいのかパソコン操作の代行が実務水準に何が変わったか
Astraはどれくらい上がったのか操作のベンチマークで65.7%→72.6%。許可範囲を超える行動は48%→0%Astraの数字
SolとLunaは何が良くなったのか性能の上積みより、同じ水準を安く出せるようになったSol・Lunaの数字
「実務水準」とは何を指すのか成功率より、事故の少なさとやり直しやすさ3つの条件
危険という話は本当かAstraのサイバー能力が同社初の「Critical」判定Criticalの意味
APIの料金はAstraの出力は100万トークン50ドル、Lunaは0.5ドル。100倍の開き料金
任せてはいけない作業は取り消せない操作。送信、決済、削除、公開任せない作業
無料版でいまできることはチャットはGPT-6 Luna。作業向けのWorkはデスクトップアプリで制限つき無料版で確かめた
有料に上げるべきかPlusならチャットが上位のSolに、WorkでAstraも回数つきで使える。何を任せたいかで決まる判断の基準

3つのモデル:最上位のAstra、中位のSol、軽量のLuna

GPT-6は1つのモデルではなく、性能と価格の違う3つの組み合わせです。

OpenAIの発表をもとに、3つを並べます。

GPT-6 AstraGPT-6 SolGPT-6 Luna
公開2026年9月3日から段階的に2026年9月22日2026年9月22日
位置づけ最上位。パソコン操作の代行に強い中位。コーディングなど複雑な作業向け軽量。要約、情報の抜き出し、質問への回答など量の多い作業向け
API料金(100万トークンあたり)入力10ドル/出力50ドル入力2ドル/出力10ドル入力0.1ドル/出力0.5ドル
無料版使えない使えない使える(10月8日からチャットでも)

OpenAIはSolとLunaについて、「GPT-6 Astraが新しい世代の知能を持ち込み、これらのモデルはその利点を、より効率よく、より手の届く形で広げる」と説明しています。
Astraで上がった水準を、安い価格帯に下ろしてきたのがSolとLuna、という関係です。

名前の付け方は前の世代(GPT-5.6)のSolとLunaを引き継いでいます。
ニュースで「Sol」とだけ書かれている場合、GPT-5.6とGPT-6のどちらを指しているかを確かめてください。

9月29日には、Solの改良版のGPT-6.1 Solも出ました。
API料金はSolと同じで、ChatGPTでは作業向けの画面(WorkとCodex)で使われています。
10月7日にチャットに入ったのは、6.1ではないGPT-6 Solです。

提供範囲:10月8日から、無料版のチャットもGPT-6 Luna

「どのプランか」に加えて、「ChatGPTのどの画面か」で使えるモデルが変わります。

ChatGPTには、ふだんの会話をするチャットのほかに、WorkとCodexという画面があります。
ヘルプセンターの説明では、Workは「長い、複数の手順の作業と、完成した成果物のためのエージェント」です。
調べもの、資料の作成、ブラウザや連携したアプリの操作までを引き受けます。
Codexはプログラミング向けの画面です。

GPT-6の3つのモデルは、まずWorkとCodexに入り、2026年10月7日にチャットにも入りました。
10月25日時点の公式のリリースノートと料金ページの記載を、プランごとにまとめます。

プランチャットWork・Codex
無料・GoGPT-6 Luna(10月8日から)Workはデスクトップアプリで制限つき(GPT-6 Luna)。Codexは上限つき
PlusGPT-6 Sol(10月7日から)Luna、Sol、GPT-6.1 Sol、Astra(いずれも上限つき)
Pro(100・200・500ドルの3種類)GPT-6 Sol。推論の「Pro」を選ぶとAstra(GPT-6 Pro)Astra、GPT-6.1 Sol、Sol、Luna。Astraを速くする「Ultrafast」はPro 500だけ
Business、EnterpriseGPT-6 Sol。GPT-6 Pro(中身はAstra)も(Enterpriseは管理者の設定しだい)Astra、Sol、Luna(管理者の設定しだい。Business StandardはAstraが回数の限られた利用)
Edu10月7日の発表には記載なしSol、Luna(GPT-6.1 Solも順次)

表のなかで見落とされやすい点が3つあります。

1つ目は、同じ「チャットのGPT-6」でも、プランで中身が違うことです。
無料とGoはLuna、Plus以上はSolです。
最上位のAstraがチャットで使われるのは、Proなどで推論の「Pro」を選んだときだけです。

2つ目は、作業向けのWorkの扱いです。
ヘルプセンターは、ウェブとモバイルのWorkを「対象の有料プラン」向けとしています。
一方、料金ページでは、無料とGoのWorkは「制限あり(デスクトップアプリ)」です。
無料版でWorkを開けるのはデスクトップアプリだけ、と読むと両方の記載と合います。9月28日に自分の画面で確かめた結果(後の節)とも同じです。

3つ目は、会社のアカウントでは既定がオフになっている場合があることです。
Astraについては「管理者がワークスペースで有効にでき、既定はオフ」とされています。
会社のアカウントで「出てこない」場合、配信待ちではなく、管理者が有効にしていないだけという可能性があります。

10月7日には、答え方も変わりました。
GPT-6のチャットでは、質問に合わせて、比較の表や図、計算機のような小さな道具を答えの中に出す「Intelligent UI」が始まっています。
文章だけのほうがよい質問には、これまでどおり文章で答えます。

なお、提供はどれも段階的です。
プランに入っていても、表示されるまでに時間差があります。

何が変わったのか:文章ではなく操作

GPT-6で前面に出ているのは、コンピュータ操作です。

OpenAIは、Astraを「コンピュータでできることなら何でも、Astraが代わりにできる」と紹介しています。
公表されている用途は、フォームへの入力、CRMの更新、カレンダーの管理、Webサイトの構築、品質保証のチェックなどです。

ここで言う操作の代行は、APIでつなぐ自動化とは別物です。
APIによる自動化は、つなぐ先が対応していなければ動きません。
画面を操作する方式は、人間が使える画面ならとりあえず動くという点が違います。
社内システムのように外部連携の窓口がない相手にも手が届く、というのがこの方向の狙いです。

SolとLunaの発表でも、改善点としてコーディング、事実の正確さと並んでコンピュータ操作が挙げられています。
操作の代行は、最上位モデルだけの機能ではなくなりつつあります。

用語の補足:自分で判断して手順を進めるAIをAIエージェントと呼びます。
決められた手順を繰り返すだけの自動化とは、判断の有無で区別します。
→ AIエージェントとは|5段階でわかる用語解説

Astraの数字:事故の少なさが大きく変わった

成功率より、指示していない操作が減ったことのほうが大きな変化です。

AstraについてOpenAIが公表している数値を、前世代の中位モデル(GPT-5.6 Sol)と並べます。

指標GPT-6 AstraGPT-5.6 Sol
OSWorld 2.0(パソコン操作のベンチマーク、オフライン版)72.6%65.7%
1つの課題にかかる時間約40分(47%短縮)約75分
許可範囲を超える行動0%48%
ExploitBench(脆弱性の悪用)100%78.5%

注目したいのは3行目です。

「許可範囲を超える行動が48%から0%」という数字は、前世代では指示していない操作を半分近い頻度でやっていたことを意味します。
画面を操作するAIにとって、これは精度の問題ではなく事故の問題です。
勝手にフォームを送信する、別のレコードを更新する、といった失敗は取り消せません。

操作の代行が「試せる」から「任せられる」に変わるとしたら、効果があるのはこちらの数字のほうです。

なお、ベンチマークの数値は測定条件を含めた数字です。
自分の環境で同じ結果が出るとは限らない、という前提で読んでください。

SolとLunaの数字:同じ水準を、安く出せるようになった

SolとLunaの発表で目立つのは、性能の上積みより、費用あたりの性能です。

OpenAIが挙げている数字を、読み方と一緒に並べます。

発表の内容読み方
Solは、前のモデルに比べて事実の誤りがおよそ半分実際の会話をもとにした評価。「Astraに近い信頼性を、はるかに低い費用で」と説明
Sol(推論を最も強くした設定の1つ手前)がOSWorld 2.0で60.5%AnthropicのClaude Opus 5(標準の設定)の60.3%とほぼ同じで、課題あたりの費用は約80%低い
Luna(推論を最大にした設定)が、GPT-5.6 Sol(標準の設定)を上回る費用は10分の1
API料金はGPT-5.6世代のプロモーション価格の半額入力の再利用分(キャッシュ)は90%引き

ここで出てくる「設定」は、推論の強さのことです。
同じモデルでも、答える前にどれだけ考えさせるかを段階で選べ、強くするほど精度が上がり、費用と時間がかかります。
発表の比較は、多くが「こちらは強い設定、相手は標準の設定」という組み合わせです。

そのため、「Solが前世代を上回った」とは言い切れません。
強い設定どうしで比べると、前世代のGPT-5.6 Solのほうが高い項目もある、という第三者の指摘があります。
正確に言えば、同じくらいの結果を、ずっと安く出せるようになった、です。

個人がChatGPTの画面で使う分には、推論の強さを細かく選ぶ場面は多くありません。
それでも、「Lunaは軽いから性能が低い」とは限らない、という点は押さえておくと判断を誤りません。

用語の補足:トークンは文章を細かく区切った単位で、APIの料金はこの数で決まります。日本語は英語より多くのトークンを消費します。
→ トークンとは|AIの料金と文字数制限を決める単位

「実務水準」と言えるための3つの条件

ベンチマークの数字だけでは、任せられるかどうかは決まりません。
画面を操作させる場合、条件は3つあります。

1. 成功率

指示した作業を最後まで終えられる割合です。
Astraの操作のベンチマークが65.7%から72.6%になったのは、この部分です。
ただし7割という水準は、10回に3回は途中で止まるということでもあります。
人が見ていない状態で回す前提には、まだ足りません。

2. 事故率

失敗の中身の話です。
途中で止まるのは、やり直せば済みます。
問題は、指示していない操作を実行してしまう失敗です。
別のレコードを更新する、下書きを送信してしまう、といった失敗は、やり直しでは戻りません。

Astraでは、許可範囲を超える行動が48%から0%になりました。
一方、SolとLunaについて同じ指標の数値は、今回確かめた発表資料の範囲では見つかりませんでした。
Astraの「0%」を、SolとLunaにそのまま当てはめないでください。

3. やり直しやすさ

失敗したときに、元に戻せる設計になっているかどうかです。
これはモデルの性能ではなく、作業の選び方で決まります。
下書きを作る作業は戻せます。送信する作業は戻せません。

1つ目だけを見て導入すると、2つ目で事故が起き、3つ目がないので取り返せません。
モデルの発表で語られるのは1つ目ですが、実務で先に効果が出るのは残りの2つです。

画面操作を任せられるかを3つの条件で示した図。成功率はOSWorld 2.0で前世代のGPT-5.6 Solが65.7%、GPT-6 Astraが72.6%で、10回に3回は途中で止まる水準。事故率にあたる許可範囲を超える行動は、前世代48%からAstraで0%。やり直しやすさはモデルの性能ではなく作業の選び方で決まる。成功率だけを見て導入すると、事故を取り返せない。
いちばん大きく変わったのは真ん中の事故率で、発表で目立つ成功率の伸びは7ポイントほどです。

画面を操作する方式と、APIでつなぐ方式の違い

もう1つ、性能とは別の軸があります。

APIでつなぐ自動化は、相手側が窓口を用意していないと動きません。
そのかわり、動くときは確実です。データの形が決まっているので、途中で解釈を間違えません。

画面を操作する方式は、人間が使える画面ならとりあえず届きます。
そのかわり、画面の作りが変わると止まります。ボタンの位置や表示名が変われば、手順が合わなくなります。

APIでつなぐ画面を操作する
対応範囲窓口のあるサービスに限られる人が使える画面なら届く
安定性高い画面の変更で止まる
準備の手間設定が要る見せれば済むことが多い
向く作業毎日大量に回す定型処理頻度は低いが手作業だった処理

社内システムのように窓口のない相手に手が届くという点が、画面を操作する方式の価値です。
逆に、窓口がすでにある作業をわざわざ画面操作で置き換える理由はありません。

「Critical」判定の意味:危険だから使えないわけではない

「Critical」に分類されたのはAstraで、SolとLunaの話ではありません。

報道で目立ったのが、Astraのサイバー能力の評価が、同社として初めて「Critical(重大)」に分類された点です。
誤解されやすいので、順に整理します。

何が起きたか:脆弱性を見つけて悪用する能力を測るベンチマーク(ExploitBench)で、Astraは100%、前世代のGPT-5.6 Solは78.5%でした。

Criticalとは何か:OpenAI自身の安全基準(Preparedness Framework)における分類です。この段階に達すると、追加の展開制限がかかります。外部から危険だと指摘されたのではなく、自社の枠組みで線を越えたと判定した、という構図です。

その結果どうなったか:一般に公開されている版は、攻撃の実証コードを作るような高度なサイバーセキュリティの作業を拒否する設計です。制限を緩めた利用は、審査を通った防御側の担当者向けのプログラム(Daybreak)を通じて広げる方針が示されています。

つまり、能力が上がったので出し方を絞ったという話であって、一般の利用者が危険な状態のものを渡されているわけではありません。

ただし、この分類が公表されたこと自体は重要です。
攻撃側もモデルの性能向上の恩恵を受ける、という前提が公式に置かれたことになります。

API料金:同じGPT-6でも、出力の単価に100倍の開き

モデルの選び方しだいで、同じ処理の費用が大きく変わります。

API経由の料金は次のとおりです(100万トークンあたり。2026年10月25日に公式の料金ページで確認)。

モデル入力出力
GPT-6 Astra10ドル50ドル
GPT-6.1 Sol2ドル10ドル
GPT-6 Sol(9月27日時点の発表)2ドル10ドル
GPT-6 Luna0.1ドル0.5ドル

Astraには、通常の2倍の料金で最大2倍の速さになる高速モードもあります。
同じ入力を繰り返し送る部分(キャッシュ)は、AstraとLunaが90%引き、GPT-6.1 Solが95%引きです。

出力の単価で比べると、AstraとLunaには100倍の差があります。
要約や情報の抜き出しのように量が多い処理をLunaに回し、画面操作のような難しい処理だけをAstraに回す。
これだけで費用の桁が変わります。

個人が月額プランで使う場合、この単価は直接は関係しません。
関係してくるのは、自分でツールを組んで動かす場合です。

主要サービスのAPI単価は、別の記事でまとめています。
→ 主要AI APIの料金比較2026|日本語のトークン効率と試算

任せてはいけない作業の見分け方

危ないかどうかは、モデルではなく作業の種類で決まります。
判断の基準は1つで、取り消せるかどうかです。

作業取り消せるか任せ方
下書きを作る取り消せる任せてよい
表を整える、転記する取り消せる(元データが残っていれば)任せてよい
検索して集める取り消せる任せてよい
メールやメッセージを送る取り消せない送信の直前で止める
決済、申込、予約取り消せない(手数料が発生する場合もある)任せない
ファイルやレコードを削除する取り消せないことが多い任せない
公開、投稿取り消せるが、見られた事実は消えない任せない

「送信の直前で止める」を作業の設計に入れておくのが現実的な線です。
本文を作るところまでを任せ、送るのは人間が押す、という分け方です。
これなら、事故率が下がらなくても被害が出ません。

もう1つ注意が要るのは、AIが操作している画面に、どのアカウントでログインしているかです。
自分の権限で動いている以上、AIには自分ができることが全部できます。
権限を絞ったアカウントを用意できる場合は、そちらを使うほうが安全です。

画面操作の代行に任せてよい作業を、取り消せるかどうかで3つに分けた図。任せてよいのは、下書きを作る、表を整える・転記する、検索して集める。送信の直前で止めるのは、メールやメッセージを送る。任せないのは、決済・申込・予約、ファイルやレコードの削除、公開・投稿。本文を作るところまでを任せ、送るのは人間が押す。AIがどのアカウントでログインしている画面を操作しているかも確かめる。
真ん中の列を作業の設計に入れておけば、事故率が下がらなくても被害は出ません。

→ 「自動化」と「自律化」の違いとは?AIニュースの解像度が上がる1つの区別
 決められた手順を繰り返すことと、自分で判断して進めることの違いを整理しています。

無料版で実際に確かめたこと

2026年9月28日に、ChatGPTの無料アカウントで、ブラウザのチャット画面とMacのデスクトップアプリを確かめました。アプリバージョンは 26.924.22138です。

ブラウザのチャット画面では無料アカウントでモデル選択ができるボタンや設定はありませんでした。
代わりに出ていたのは、上位プランへのアップグレードボタンです。

ブラウザでアクセスしたChatGPTのトップ画面
ChatGPTのモデル選択をできる箇所はなかった。


「どのモデルを使っているか」をその場で確かめる手段は、無料版の画面にはありませんでした。
試しにチャットで直接聞いてみたところ「GPT-5.6 Luna」と返ってきましたが、 これはモデル自身の申告なので、確認手段としては当てにしていません。

ChatGPTにどのモデルを使っているか尋ねたチャット。
無料版ではGPT-5.6Lunaを使っていると回答。

デスクトップアプリではモデルの選択が可能で「6 Luna・5.6 Terra・5.6 Luna・5.5」と選択できました。

ChatGPTのMac用デスクトップアプリでのモデル選択画面
デスクトップアプリではいくつかのモデルを選択可能。


ただしWorkで選択可能であり、Chatでは5.6 SolとAutoの選択しかできませんでした。

Chatではモデル選択の幅が縮まる
Chatでは5.6SolとAutoのみ選択可能

自分が無料版でやっているのは、調べものの下調べと、短い文章の言い換えです。
この2つに関しては、今回の発表で不便になった実感はありません。
操作の代行は魅力的に見えますが、私が任せたい作業は自分の手元のファイル整理で、
そこはブラウザ経由の操作代行では届かない場所でした。

そのため、今回は有料に上げていません。
判断が変わるとすれば、任せたい作業がブラウザの中に移ったときだと思います。

有料に上げるかどうかの判断基準

「GPT-6を使いたいから課金する」は、いまの提供の形では判断を誤りやすい考え方です。

10月からは、無料版のチャットもGPT-6(Luna)です。
Plusに上げると、チャットが上位のGPT-6 Solになり、WorkとCodexでAstraを回数の限られた範囲で使えます。
課金を考えるときは、どの画面で何をしたいのかから逆に決めてください。

自分に当てはまるか上げる価値
同じ画面操作や資料作りを、毎週繰り返している高い。Workで任せる対象になる
ふだんのチャットで長文を読ませて要約させることが多い中くらい。無料枠の上限で困っているかによる。上げるとチャットのモデルがLunaからSolになる
文章の言い換えや下調べが中心低い。無料の範囲で足りることが多い
GPT-6を一度試してみたいだけ上げなくてよい。無料版のチャットがすでにGPT-6 Luna
有料プランをすでに1つ契約しているまず既存の1つを使い切ってから考える

最後の行が実務的には重要です。
2つ契約しても、使う時間は2倍になりません。

課金する前に、無料のまま確かめられる3つのこと

新しいモデルの発表を理由に課金する前に、無料で確かめられることがあります。
順番に3つです。

1. 上限に当たっているかどうか

上限に当たっていないなら、課金しても体験は変わりません。
1週間、自分の使い方を続けて、途中で止められた回数を数えてください。
0回なら、課金する理由は上限ではありません。

2. 止まる原因が上限なのか、機能なのか

「長い資料を読ませられない」は、上限の問題ではなく機能の問題です。
このとき月額の安いプランを選ぶと、解決しないまま料金だけ増えます。
何ができなくて困っているのかを、上限と機能に分けてください。

3. その作業がブラウザやアプリの中にあるかどうか

GPT-6でいちばん伸びたのは画面操作の代行です。
ただし、代行が届くのはブラウザやアプリの画面と、つないだサービスまでです。
自分が手作業で困っているのが、代行の届かない場所の作業なら、この機能では解決しません。

3つとも当てはまらないなら、今回の発表を理由に契約を増やす必要はありません。
発表のたびに検討し直すのをやめるために、この3つを基準として決めておくと楽になります。

よくある質問(FAQ)

Q1. 無料版でGPT-6を使えますか。

使えます。2026年10月8日から、ふだんのチャット画面でGPT-6 Lunaが使われています。デスクトップアプリの作業向けの画面(Work)でも、制限つきでLunaを使えます。AstraとSol(GPT-6.1 Solを含む)は、無料版の対象に入っていません(2026年10月25日時点)。

Q2. Plusに入れば、チャット画面でGPT-6を使えますか。

使えます。2026年10月7日から、Plusのチャットは GPT-6 Solです。WorkとCodexでは、Luna、Sol、GPT-6.1 Sol、Astraを、それぞれ上限つきで使えます。チャットでAstra(GPT-6 Pro)を使えるのは、Pro、Business、Enterpriseです。

Q3. Astra、Sol、Lunaはどう使い分ければよいですか。

OpenAIの説明では、Astraは最上位でパソコン操作の代行に強く、Solはコーディングなど複雑な作業向け、Lunaは要約や情報の抜き出しなど量の多い作業向けです。ChatGPTの画面で使うなら、まず自分のプランで選べるものを試し、足りない作業だけ上位を選ぶ順番が無駄になりません。

Q4. 「パソコン操作の代行」は自分のパソコンを勝手に触るのですか。

Workは、ウェブとスマートフォンではクラウド上で動き、デスクトップアプリではクラウドと手元の両方で動くと説明されています。どこまで触れるかは画面と設定ごとに違うため、使う前に確認が要ります。

Q5. サイバー能力が「Critical」なら、使うと危ないのではないですか。

Criticalに分類されたのはAstraです。分類はOpenAI自身の安全基準によるもので、公開版は攻撃の実証コードを作るような要求を拒否する設計になっています。

Q6. ベンチマークの数字はそのまま自分の環境に当てはまりますか。

当てはまりません。測定条件を含めた数字で、とくにSolとLunaの比較は推論の強さの設定が相手とそろっていないものが多くあります。自分の作業で使えるかどうかは、自分の作業で試すしかありません。

Q7. APIの料金は個人でも関係ありますか。

月額プランで使うだけなら直接は関係しません。関係するのは、自分でツールを組んで動かす場合です。出力の単価はAstraとLunaで100倍違うので、処理ごとにモデルを選ぶと費用が大きく下がります。

まとめ

GPT-6は、9月3日のAstraと、9月22日のSol・Lunaで3つがそろいました。
Astraは最上位、Solは中位、Lunaは軽量という位置づけです。

無料版で使えるのはLunaだけですが、10月8日からは、ふだんのチャット画面もGPT-6 Lunaになりました。
Plusなどの有料プランのチャットはGPT-6 Solです。
最上位のAstraが使われるのは、作業向けの画面(WorkとCodex)と、Proなどで推論の「Pro」を選んだときです。

Astraで大きく変わったのは、許可範囲を超える行動が48%から0%になったことです。
SolとLunaは、性能の上積みより、同じくらいの結果を安く出せるようになったことが中心です。
操作を代行するAIでは、精度より事故の少なさが導入の条件になります。

有料に上げるかどうかは、GPT-6を使いたいかではなく、どの画面で何を任せたいかで決まります。
一度試したいだけなら、無料版のチャットがすでにGPT-6 Lunaです。課金の前に、いつもの使い方で足りるかを確かめてください。

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この記事を書いた人:kkazuki|AI/DX分野ブログ運営者 → 運営者情報

※記載内容は2026年9月27日時点の公表情報にもとづき、提供範囲と料金は2026年10月25日に公式のリリースノートと料金ページで確認し直しました。提供範囲と料金は変更されるため、契約の前に公式の料金ページとヘルプセンターを確認してください。

参考

2026年9月27日に確認し、提供範囲と料金は10月25日に確認し直しました。

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