ChatGPTの広告は何を見て選ばれているのか|無料版に出る広告の仕組みと消し方、スポンサーエージェント【2026年10月】

ChatGPTの登録画面

ChatGPTの無料プランと、低価格の「Go」プランには、日本でも広告が表示されるようになりました。
OpenAIは2026年2月9日に米国でテストを始め、8月11日の更新で、日本を含む5か国で提供を始めたと公式ページに記載しています。
国内の報道では、日本での表示は6月22日から始まったとされています。

そして9月16日、OpenAIは広告の新しい形を発表しました。
広告をクリックすると、その企業が用意したAIエージェントと、ChatGPTの中で会話できる「スポンサーエージェント」です。
いまは米国の一部の広告主でテストしている段階ですが、広告が「見るもの」から「話す相手」に変わりつつあります。

さらに10月5日には、画像を生成しているあいだに表示する、画像つきの広告も発表されました。
こちらも米国で、10月後半からテストが始まります。

この記事では、ChatGPTの広告が何をもとに選ばれているのか、広告主に何が渡り、何が渡らないのかを、OpenAIの公式の説明で整理します。
そのうえで、無料版を使い続ける人が、広告の表示をどこまで調整できるのかをまとめます。

この記事でわかること

先に結論をまとめます。知りたい項目から読んでください。

知りたいこと結論詳しくは
どのプランに広告が出るか無料とGo。Plus、Pro、Business、Enterprise、Eduには出ない広告が出るプラン
広告は何をもとに選ばれるか会話の話題、過去のチャット、広告への反応。パーソナライズを切ると、いまの会話とおおまかな地域や言語だけ広告の選ばれ方
広告主に会話は渡るか渡らない。広告主が受け取るのは表示回数やクリック数などの集計だけ広告主に渡るもの
スポンサーエージェントとは広告をクリックすると、企業のエージェントとChatGPTの中で話せるスポンサーエージェント
広告の文面は変わるのか広告主が選べば、見出しや説明文が会話の文脈に合わせて調整される会話に合わせて変わる広告文
画像生成中の広告とは画像を作っているあいだに、画像つきの広告が出る。米国で10月後半からテスト画像生成中の広告
検索やSNSの広告と何が違うか手がかりが「文章で書いた相談」で、文面も会話で変わるほかの広告との違い
広告が出たら何を確かめるか回答か広告か、比べる前に絞っていないか、事情を話しすぎていないか確かめる3つのこと
広告を減らす・消すにはパーソナライズを切る、広告データを消す、上位プランにする、無料のまま広告をオプトアウトする表示を調整する方法
実際の画面ではどうか無料版ChatGPTで広告と設定を確かめた記録自分の記録

広告が出るプランと出ない場面

広告が表示されるのは、無料プランとGoプランです。
OpenAIのヘルプセンターと公式ブログの記載をまとめると、次のとおりです。

プラン広告
無料表示される
Go(低価格の有料プラン)表示される
Plus、Pro表示されない
Business、Enterprise、Edu表示されない

有料のGoにも広告が出る、という点は見落とされがちです。
「お金を払えば広告は消える」は、Plus以上の話です。

また、プランにかかわらず、次の場合は広告が表示されないと説明されています。

  • 18歳未満と申告している、またはOpenAIが18歳未満と判断したアカウント
  • 健康、メンタルヘルス、政治など、機微な話題や規制の対象になる話題を扱っているとき

体の不調を相談しているときに、サプリメントの広告が出る、ということは起きない設計です。
また、ヘルプセンターは、政治広告そのものを受け付けないとしています。

ChatGPTのプランごとの広告の表示と、広告が出ない場面の図。無料プランとGoプラン(低価格の有料プラン)には広告が出る。Plus、Pro、Business、Enterprise、Eduには広告は出ない。プランにかかわらず、18歳未満と申告している、またはOpenAIが18歳未満と判断したアカウント、健康、メンタルヘルス、政治など機微な話題や規制の対象になる話題を扱っているときには広告が出ない。政治広告そのものも受け付けない。2026年9月23日の発表で、提供は60か国以上。
有料のGoにも広告は出ます。お金を払えば消えるのは、Plus以上です。

国と地域の広がりも速く、OpenAIは9月23日に、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、台湾への拡大を発表しました。
この発表で、ChatGPTの広告は60か国以上で提供されているとしています。

広告は何をもとに選ばれるのか

広告は、会話の話題、過去のチャット、広告へのこれまでの反応をもとに選ばれます。
OpenAIは例として、レシピを調べているとミールキットや食料品の宅配サービスの広告が表示されることがある、と書いています。
広告主が複数いる場合は、会話との関連性がいちばん高いものが優先されます。

ここで大事なのが、広告のパーソナライズの設定です。
ヘルプセンターの説明では、設定によって、広告を選ぶときに使う情報が変わります。

広告のパーソナライズ広告を選ぶときに使うもの
オンいまの会話に加えて、メモリ(ChatGPTが覚えている情報)や最近のチャットを参照することがある
オフいまの会話の文脈と、おおまかな地域や言語などの基本的な情報。ほかのチャット、広告の履歴、話題は使わない

もう1つ、ヘルプセンターには、広告を非表示にした、報告した、見た、クリックしたといった操作は、ChatGPTのメモリには追加されないと書かれています。
広告への反応が、ChatGPTの回答の側に入り込まないようにする、という線引きです。
ただし、広告について自分からChatGPTに質問した場合は別です。
その会話は、チャット履歴の参照をオンにしていれば、のちの会話で参照されることがあると書かれています。

パーソナライズをオフにしても、広告がまったく自分と無関係に選ばれるわけではない点も押さえておきます。
いまの会話の内容と、おおまかな地域や言語は、オフでも使われます。

ChatGPTのメモリの使い方については、別の記事で3層に分けて書いています。

→ AIに「覚えさせる」メモリ機能をどこまで使うか|移行が当たり前になった2026年の使い分け

広告主に渡るもの、渡らないもの

OpenAIは、会話の内容を広告主に渡さないと繰り返し書いています。

2026年1月16日に公表した広告の原則には、次の5つが並んでいます。

原則内容(要旨)
使命との整合広告は、AGIを全人類の利益にするという使命を支えるためのもの
回答の独立性広告はChatGPTの回答に影響しない。回答は利用者にとって最も役立つ内容で最適化される
会話のプライバシー会話を広告主に対して非公開に保ち、データを広告主に売らない
選択と管理パーソナライズを切ったり、広告に使われるデータをいつでも消したりできる
長期的な価値ChatGPTの利用時間を最大化することは目指さない

公式ブログでは、広告主が受け取るのは表示回数やクリック数など、広告の成果に関する集計された情報だけで、チャット、チャット履歴、メモリ、個人情報にはアクセスできないと説明されています。

一方で、この説明から分かることと、分からないことは分けておく必要があります。

  • 分かること:広告主は会話を読めない。ChatGPTは会話をもとに広告を選ぶ
  • 分からないこと:広告を選ぶ仕組みが、どの話題をどの広告主と結びつけているのか。その詳細は公開されていない

つまり、会話は広告主には渡らないが、広告を選ぶためにOpenAIの中では使われる、という構図です。
これはウェブ検索の広告と似ています。
検索した言葉は広告主に渡らないが、検索エンジンの中で広告選びに使われる、という仕組みと同じ考え方です。
違うのは、ChatGPTに話す内容のほうが、検索の言葉よりも長く、個人的になりやすいことです。

ChatGPTの広告を選ぶときに使う情報と、広告主に渡るものを示した図。広告のパーソナライズがオンのときは、いまの会話の文脈、おおまかな地域や言語、メモリや最近のチャット、広告の履歴や話題が使われる。オフのときは、いまの会話の文脈と、おおまかな地域や言語だけが使われる。これらはOpenAIの中で広告選びに使われる。広告主に渡るのは、表示回数やクリック数など、広告の成果に関する集計された情報だけで、チャット、チャット履歴、メモリ、個人情報は渡らない。OpenAIのヘルプセンターと公式ブログの説明を2026年10月13日に整理したもの。
オフにしても、いまの会話は広告選びに使われます。止まるのは、ほかのチャットや広告の履歴を使う部分です。

スポンサーエージェント:広告の先で企業のAIと話す

9月16日に発表されたスポンサーエージェントは、広告をクリックした先で会話が始まる仕組みです。

OpenAIの説明を整理すると、流れは次のとおりです。

  1. ChatGPTで、関連する広告が表示される
  2. 広告をクリックすると、その企業が用意したエージェントとの会話が始まる。会話には広告であることが明示される
  3. 利用者は、重視する点を伝えたり、追加の質問をしたりする
  4. 次の行動に移る準備ができたら、企業のウェブサイトへのリンクを開く

OpenAIは例として、広告で見たダイニングテーブルが自宅のスペースに収まるか、何人座れるか、表面をどう手入れすればよいか、といった疑問を挙げています。

大事な点が2つあります。

  • スポンサーエージェントとの会話は、ChatGPTによる独立した回答とは明確に区別される
  • スポンサーエージェントとの会話は、利用者がChatGPTで始めた元の会話からも切り離されている
2026年9月16日にOpenAIが発表したスポンサーエージェントの流れの図。1 ChatGPTで関連する広告が表示される。2 広告をクリックすると、企業が用意したエージェントとの会話が始まり、広告であることが明示される。3 テーブルが部屋に収まるか、何人座れるかなど、重視する点を伝えたり追加で質問したりする。4 企業のウェブサイトへのリンクを開く。スポンサーエージェントとの会話は、ChatGPTの独立した回答とは明確に区別され、利用者がChatGPTで始めた元の会話からも切り離されている。米国の一部の広告主でテスト中で、日本での提供時期は発表されていない。
2から先は、企業のAIとの会話です。比べるときは、ChatGPTに戻って聞き直します。

話している相手が、ChatGPTなのか、企業のAIなのか。
スポンサーエージェントでは、この区別が利用者にとっていちばん大事な情報になります。
企業のAIは、当然その企業の商品を勧めるように作られています。
ChatGPTの回答と同じ感覚で受け取ると、比べる前に1社に絞ってしまうおそれがあります。

いまは米国の一部の広告主でのテストで、日本での提供時期は発表されていません。

会話に合わせて変わる広告文

同じ発表で、もう1つ、見る側にとって大事な機能が入りました。
広告主が任意で有効にできる、AIによる広告文の調整です。

OpenAIの説明では、有効にすると、広告主が用意した見出しや説明文が、会話の文脈に合わせて調整され、広告コピーも利用者の言語に自動で翻訳されます。

これまでのネット広告は、広告主が書いた同じ文面が、多くの人に表示されるものでした。
これからのChatGPTの広告は、同じ広告でも、話している内容によって文面が変わることがあります。
自分の悩みにぴったり合った言葉で書かれた広告が出てきたとき、それは偶然ではなく、そう作られている可能性がある、ということです。

あわせて、企業の側には、ChatGPTの中で広告を作成・分析できるツールや、HubSpot、Shopifyとの連携も発表されました。
Shopifyの広告アプリは、9月23日から、ChatGPTの広告を提供している米国外の市場でも使えるとされています。
広告を出す側の手間が減るほど、広告を出す会社は増えます。
見る側にとっては、広告に出会う回数が増えていく方向の動きです。

画像を作っているあいだに出る広告

10月5日、OpenAIは、画像の生成中に表示する新しい広告の形を発表しました。

公式の発表「Building advertising for the way people use AI」の内容を整理すると、次のとおりです。

項目発表の内容
どこに出るかChatGPTで画像を生成しているあいだ
どんな広告か商品の使い方や、商品にまつわる体験を、画像で見せる広告
対象無料プランとGoプラン
時期と地域10月後半から、米国で、最初の一部の広告主でテスト
見分け方広告であることが明示され、生成している画像とは分けて表示される

画像の生成は、待ち時間が生まれる場面です。
その待ち時間に、文字ではなく画像で広告が出る、ということです。
日本での提供時期は、発表には書かれていません。

同じ発表では、広告を出す側の仕組みも増えています。

  • 広告を出さない場面の判断:会話が広告にふさわしいかを評価し、感情的に弱っている場面や機微な場面には出さない。自動の審査と人の監視を組み合わせる
  • 除外フレーズ:条件を満たす広告主が、自社のブランドの方針に合わせて、広告を出したくない場面を細かく指定できる
  • 第三者による確認:広告の安全基準がどう運用されているかを、外部の会社が評価する試行を準備している。OpenAIは、この評価で利用者の会話にはアクセスしないと説明している
  • 成果の計測:広告主が、自社の購入データなどをChatGPTの広告に送れる連携を始めた

最後の計測の連携は、広告の成果を、広告主の側のデータと突き合わせて測る仕組みです。
発表は、連携の相手に何が渡るのかまでは詳しく書いていません。
広告主が受け取るのは集計された情報だけ、という原則がこの仕組みでどう保たれるのかは、今後の説明を待つ点です。

広告や画面の作りが判断を歪める「ダークパターン」と、SNSのなりすまし広告は、別の記事で書いています。
→ ダークパターンとは|「お試し」が定期購入になる画面の作りと、2026年9月に出た規制の中間取りまとめ
→ なりすまし詐欺広告は、誰が止めるのか|7府省庁が求めた「生成AIで作った広告である旨」の表示

検索の広告やSNSの広告と何が違うのか

ChatGPTの広告は、検索の広告とSNSの広告の、どちらとも少しずつ違います。
ここからは、OpenAIの説明と、一般的なネット広告の仕組みを並べた、この記事の整理です。

検索の広告SNSの広告ChatGPTの広告
何をもとに選ぶか検索した言葉見た投稿、フォロー、閲覧の履歴など会話の話題、過去のチャット、広告への反応
手がかりの長さ数語行動の積み重ね文章で書いた相談そのもの
広告の文面広告主が書いたもの広告主が書いたもの広告主が選べば、会話に合わせて調整される
クリックした先企業のサイト企業のサイトやアカウント企業のサイト。テスト中はスポンサーエージェントとの会話も

いちばん大きな違いは、手がかりの中身です。
検索では「ダイニングテーブル 6人」と打つだけですが、ChatGPTには「来月引っ越す部屋が狭くて、子どもが2人いて」と、事情ごと話すことがよくあります。
広告主に会話は渡らないとしても、広告を選ぶ仕組みが受け取る情報は、検索よりずっと多い、ということです。

もう1つの違いは、広告の文面と、クリックした先です。
これまでの広告は、同じ文面を多くの人に見せ、クリックすると企業のサイトに移るものでした。
ChatGPTでは、文面が会話に合わせて変わり、クリックした先でも会話が続く方向に進んでいます。
広告と、広告ではない回答の境目を、見る側が意識する場面が増えるということです。

広告が出たときに確かめる3つのこと

広告を避ける必要はありませんが、広告だと分かったうえで読むことが大切です。
OpenAIの説明では、広告は必ずスポンサー提供であることが明示され、通常の回答とは見た目で区別されます。
そのうえで、見る側が確かめられることを3つ挙げます。

1. いま読んでいるのは、回答か、広告か
回答の下や横に出る枠が広告です。
スポンサーエージェントとの会話も、広告であることが明示され、元の会話とは切り離されます。
「どこからが広告の枠か」を一度確かめておくと、以後は迷いません。

2. 比べる前に、1社に絞っていないか
広告は、その会社の商品を知ってもらうためのものです。
気になる商品が広告で出てきたら、ChatGPTに「ほかの選択肢と比べて」と改めて聞く、という一手間で、比べる機会を取り戻せます。

3. 自分の事情を、どこまで話しているか
広告を選ぶ手がかりは、自分が話した内容です。
家族構成、住所、体調など、買い物の相談に必要のない事情まで書いていないかを、ときどき見直します。

広告の表示を調整する方法

無料版のまま、広告の出方を調整する方法があります。
ヘルプセンターと公式ブログに書かれている方法を、手軽な順に並べます。

方法何が変わるか代わりに失うもの
広告を非表示にする・フィードバックを送るその広告が出なくなるなし
「この広告が表示される理由」を確認する(広告の「…」メニューから)何をもとに選ばれたかが分かるなし
広告のパーソナライズをオフにするいまの会話と、おおまかな地域や言語だけで広告が選ばれる関連性の低い広告が出ることがある
広告データを削除する(ワンタップ)広告に使われたデータが使われなくなる。サーバーから消えるまで最大30日。チャットには影響しないなし
無料プランのまま広告をオプトアウトする広告が出なくなる利用できる量が減る。画像生成やディープリサーチなど、一部の機能が使えなくなる
Plus以上のプランに切り替える広告が出なくなる月額料金
無料版のChatGPTで広告の出方を調整する6つの方法の図。何も失わずにできるのは、1 広告を非表示にする・フィードバックを送る(その広告が出なくなる)、2 広告の「…」メニューから「この広告が表示される理由」を見る、3 広告のパーソナライズをオフにする(いまの会話と、おおまかな地域や言語だけで選ばれる)、4 広告データを削除する(サーバーから消えるまで最大30日、チャットには影響しない)。代わりに失うものがあるのは、5 無料のまま広告をオプトアウトする(使える量が減り、画像生成やディープリサーチなどが使えなくなる)、6 Plus以上のプランに切り替える(月額料金がかかる)。パーソナライズをオフにしても、いまの会話の内容は広告選びに使われる。
先に3と4を入れておくと、過去の相談が今日の広告に使われなくなります。

4つ目までは、何も失わずにできます。
とくにパーソナライズのオフは、「過去の相談の内容が、今日の広告に反映される」のを止める設定なので、先に入れておく価値があります。

5つ目の「広告なしの無料プラン」は、広告を消す代わりに、使える量と機能が減る選択肢です。
ヘルプセンターは、利用上限が低くなり、画像生成やディープリサーチなどの機能が減ると説明しています。
設定の広告の項目から切り替えられ、あとから広告ありの無料プランに戻すこともできます。
どちらが自分に合うかは、無料版で何をどれだけ使っているかで変わります。

プランの選び方については、別の記事で自分の運用を書いています。

無料版のChatGPTで広告と設定を確かめてみた

私は元システムエンジニアで、いまはAI、DX分野の記事を書く仕事をしています。

2026年10月10日、Macのブラウザから無料版のChatGPTで、買い物に関係しそうな質問を3つしました。

広告が出たのは2つ目の質問のあとで、回答の下に「スポンサー」と表示された大手ECサイトの広告が1件でした。
設定のデータコントロールの中に広告設定>広告のパーソナライズの項目があり、最初はオンになっていたので、オフにしました。

うまくいかなかったのは、「この広告が表示される理由」を開いても、「会話の話題に基づく」としか書かれていなかったことです。
どの言葉が広告に結びついたのかは、画面からは分かりませんでした。

よくある質問(FAQ)

Q1. ChatGPTの広告は、日本でも表示されますか。

表示されます。OpenAIの公式ページは、2026年8月11日の更新で、日本を含む5か国で広告の提供を始めたと記載しています。国内の報道では、日本での表示は6月22日から始まったとされています。対象は無料プランとGoプランです。9月23日の発表では、提供は60か国以上に広がっています。

Q2. 有料プランにすれば広告は消えますか。

Plus、Pro、Business、Enterprise、Eduでは広告は表示されません。低価格の有料プランであるGoには、広告が表示されます。

Q3. 自分の会話の内容は、広告主に見られますか。

OpenAIは、広告主はチャット、チャット履歴、メモリ、個人情報にアクセスできず、受け取るのは表示回数やクリック数などの集計された情報だけだと説明しています。ただし、広告を選ぶために、会話の話題や過去のチャットはOpenAIの中で使われます。

Q4. 広告のパーソナライズを切ると、何が変わりますか。

ヘルプセンターによると、オフにすると、広告はいまの会話の文脈と、おおまかな地域や言語などの基本的な情報で選ばれ、ほかのチャットや広告の履歴、話題は使われなくなります。オンのままだと、メモリや最近のチャットを参照して広告が選ばれることがあります。

Q5. 無料のまま広告を消す方法はありますか。

あります。無料プランで広告をオプトアウトできますが、その代わりに利用できる量が減り、画像生成やディープリサーチなど一部の機能が使えなくなります。広告を消すことと、使える量や機能を保つことのどちらを優先するかで選んでください。

Q6. スポンサーエージェントは日本でも使えますか。

2026年9月16日の発表の時点では、米国の一部の広告主を対象にしたテストです。日本での提供時期は発表されていません。

Q7. 健康の相談をしているときにも広告は出ますか。

OpenAIは、健康、メンタルヘルス、政治など、機微な話題や規制の対象になる話題には広告を表示しないと説明しています。また、18歳未満のアカウントには広告を表示しないとしています。

Q8. 画像を作っているときにも広告は出ますか。

2026年10月5日の発表で、画像の生成中に画像つきの広告を表示するテストが、米国で10月後半から始まるとされました。対象は無料プランとGoプランで、広告は生成している画像とは分けて表示されます。日本での提供時期は発表されていません。

まとめ

ChatGPTの無料プランとGoプランには、日本でも広告が表示されています。
広告は、会話の話題、過去のチャット、広告へのこれまでの反応をもとに選ばれ、広告主が受け取るのは表示回数やクリック数などの集計だけだと説明されています。
会話は広告主には渡らないが、広告を選ぶためにOpenAIの中では使われる、という構図です。

9月16日には、広告をクリックすると企業のエージェントと話せる「スポンサーエージェント」のテストと、会話の文脈に合わせて広告文を調整する機能が発表されました。
10月5日には、画像の生成中に画像つきの広告を出すテストも発表されています。
広告は、同じ文面を多くの人に見せるものから、一人ひとりの会話や使っている機能に合わせて形を変えるものへ動いています。

無料版を使い続けるなら、まず広告のパーソナライズをオフにし、広告データを消しておく。
この2つは、何も失わずにできる調整です。
ただし、オフにしても、いまの会話の内容は広告選びに使われます。

次に読む

この記事は「AI最新動向」の1本です。

同じ場面で役に立つ記事

→ AI学習オプトアウト設定2026|主要8サービスの手順
 広告とは別に、会話がAIの学習に使われるかどうかの設定です。

→ 生成AIに入力してよい情報とだめな情報|設定だけでは防げないこと【2026年9月】
 広告のパーソナライズを切っても、会話そのものに書かないほうがよいことがあります。

→ ダイナミックプライシングとは?W杯チケット高騰の仕組みと対策
 同じ商品でも、見る人や時期で条件が変わる仕組みの話です。広告文が会話で変わるのと、考え方が近い部分があります。

用語の全体像はこちらで確認できます。
→ 今さら聞けないAI用語30選|初心者でもニュースが読めるようになる意味と読み方

この記事を書いた人:kkazuki|AI/DX分野ブログ運営者 → 運営者情報

※この記事は2026年10月13日時点のOpenAIの発表とヘルプセンターの記載に基づきます。広告の仕組みと設定の場所は、変わる可能性があります。

参考

2026年9月28日に確認し、10月13日に確認し直して追加しました。

タイトルとURLをコピーしました